ONE-AGILE®
アジャイルはチームワークです。そしてチームワークは組織に支えられる必要があります。
ONE-AGILE®は、LSA CONSULTiNGが提供する組織変革のアプローチ。
お客様がアジャイルの価値を活かし、その効果を最大化するための支援を提供します。
ONE-AGILE®の価値観

アジャイル宣言は「顧客との協調」を価値としていますが、真の力はチームや組織内部のコラボレーションにあります。この内なる連携こそが、革新を生み出し、顧客への最大の価値を提供する鍵となるのです。

「対等」は協力関係のコアとなります。上下関係を超えた互いの敬意が、平等な関係を育み、協力の本質を明らかにします。この相互尊重が、チームワークを強化し、新たな可能性へと導くのです。

「集中」は、「協力」と「対等」が高度に実現されたときに生まれます。「集中」は人の潜在能力を呼び覚まし、高い成果として結実します。
ONE-AGILE®の原則

人々が協力し合うには、その仕事の対象や方法について全員が共通の理解をもっていることが必要です。そして、共通理解は共同作業(共通体験)から生まれます。

人は、モチベーションが高いときに最高のパフォーマンスを発揮します。そして、モチベーションはオーナーシップから生まれます。

良好な協力関係を得るため、お互いに難しい問題を指摘し合える関係性を構築します。

アジリティのため、各個人およびチームは、誰かの指示や管理に依存することなく、自分(たち)のことは自分(たち)で管理し、自ら意志決定を行います。

コラボレーションの効果を最大化するため、局所最適を避け、機能横断かつ専任のチームと、それをサポートする組織を作ります。
ONE-AGILE®のプロセス
まずはワークショップ形式で情報を集め、現状の組織体制やプロセスのボトルネックを把握します。ワークショップはチーム全員およびマネージャーを集めて行います。
必要に応じてトレーニング(認定スクラムマスター研修)を受講していただき、知識面での前提条件を揃えます。研修は弊社Scrum Inc.認定トレーナーのもとで行います。


現状把握で集めた情報に基づき、ONE-AGILEの価値観と原則を体現するための、機能横断かつ専任のチーム作りを行います。
いわゆるチームビルディングです。チームの存在意義を確認し、 ルールを定め、プロダクトの方向性を決めることで、チームの結束を高めます。
スクラムイベントを中心にチームの活動に参加させていただき、チーム運営のアドバイスや提案を行い、チームのパフォーマンスを高めていきます。



DX時代におけるスクラムマスターの役割とは
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進むなか、変化への迅速な対応力が求められています。こうした背景の中で、柔軟性とスピードを両立させるアジャイル開発が、さまざまな分野で活用され始めています。
その中核にある「スクラム」は、チームの自律性と継続的改善を促す仕組みとして注目されており、スクラムマスターはその実践を支えるキーパーソンです。
スクラムマスターは、チームの調整役であると同時に、組織内のアジャイル文化の定着を支援する役割も担っており、DXにおける人材育成の一環としても活用が進んでいます。
アジャイルコーチの役割とは
アジャイルコーチは、組織やチームがアジャイルの考え方を実践しやすくなるよう支援する専門家です。具体的な活動は以下の通りです。
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スクラムやカンバンなどの実践支援
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プロセス改善や組織設計への提言
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マネジメント層へのコーチングとファシリテーション
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対話文化や心理的安全性の醸成
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個人・チームのマインドセット変化の支援
こうした活動を通じて、アジャイルコーチは組織が自律的かつ柔軟に変化に対応できるよう後押しします。
アジャイル導入における課題と現場の対処法
アジャイルを導入する際、多くの企業が感じるのは「導入したのに期待した成果が出にくい」という課題です。その原因の一つに、アジャイルを開発手法としてのみ捉え、組織文化やマネジメント体制との整合を図らないケースがあります。
アジャイルコーチはこのようなギャップに着目し、次のような支援を行います。
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導入前の現状整理(文化や課題の把握)
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成功モデルの構築(小規模実践からの展開)
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可視化による改善(KPTやメトリクスの活用)
これらのステップを通じて、チームや組織が段階的にアジャイルの考え方を取り入れやすくなる支援が行われています。